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    「第10回 日本肺高血圧・肺循環学会学術集会」に参加しました
2025.06/20(Fri)

Vol.4
「第10回 日本肺高血圧・肺循環学会学術集会」に参加しました

6月14日土曜日、15日日曜日、新宿の京王プラザホテルで「第10回 日本肺高血圧・肺循環学会学術集会」が開催されました。

私は肺高血圧症(PH)のお仕事にご縁があるようで、かれこれ15年くらいかかわっており、これまでに4製剤(肺動脈性肺高血圧症、慢性血栓塞栓性肺高血圧症)を担当しました。まだ解明されていないことや、有効性が確率された治療法がないPH群はありますが、私が本領域に初めて関与した当時と比べると、病態の解明が進み、薬剤や治療法の選択肢が増えました。

今回の学術集会では、もうすぐ使用が可能になる新しい機序を有する新薬に関する演題や、一部の呼吸器疾患に伴うPH(第3群PH)に対して適応が承認された薬剤に関する演題が多く、これからの治療への期待感で学術集会全体が活気に満ちているような印象を受けました。また、学会全体で若手の医師をサポートする取り組みも印象的でした。新しい展開に、私もワクワクしてきました。

これまで研究や開発に携わってこられた先生方や研究者の方々に敬意を表し、また、辛い思いをしておられる患者さんが一人でも多く救われることを願って止みません。そして、更なるPH研究・治療の発展と、患者さんのより良好な生命予後と長期にわたる良好なQOLの維持・改善の実現を期待しつつ、今後もPHに関する情報提供活動にかかわっていきたいと思っています。